2000年4月29日未明に長野県の高見澤今朝雄氏は、わし座を撮影したフィルムに10等星 の新星らしき天体を発見しました。 また、愛知県の山本稔氏も同未明に、この天体が9.8等星に増光しているところを発見。 この知らせを受け、国立天文台岡山天体物理観測所で観測中の京都大学、加藤氏・植村氏 が1.88mの望遠鏡でスペクトル観測を行い、新星であることを確認いたしました。 また、この天体は1917年に発見された新星の位置と一致したことから、83年ぶりに再爆発 した「反復新星」であることが判りました。このように爆発を繰り返す新星は、現在までにわず か7個しか発見されていません。 |
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2000年5月9日午前0時30分、名寄市から見た新星の位置 |