6月11日にへびつかい座で衝を迎えた木星は、観望会期間中、日没後南南東の空に明るく見えています。この機会に、その大きな姿と、その周りを回っているガリレオ衛星を見てみませんか?
当日直接天文台においで下さい。参加費は観覧料のみです。
木星(写真:中央) と 衛星カリスト(写真:左上)と衛星エウロパ(写真:右)
2011年9月20日 00時49分10秒 撮影 佐野 康男
木星は太陽系の第5惑星で、最大の惑星です。表面には特徴的な縞模様を見ることができます。多くの衛星を従えていますが、ガリレオ・ガリレイによって発見された4つのガリレオ衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)が非常によくみえます。
惑星は太陽の周りを回る間に、星占いなどで知られる12星座の中を動いていくように見えますが、木星は約12年で太陽の周りを1周するため、ちょうど1年に1個づつ星座の中を動いていくように見えます。そのため今年はへびつかい座やさそり座の近辺に見えますが、来年はいて座の近くで見られることとなります。(去年の位置はこちらを参照)
AstroArts ステラナビゲーター10にて作成